Gunオヤジが子供の頃はテレビなどで「特攻くずれ」という言葉を聞くことがあった。
特攻くずれの人は当然特攻隊の生き残りなのだが、大体腹の座ったヤサグレの人が多かった。
そう描かれる理由の一つに「死の縁に立たされた経験」があると思う。
特攻隊員は数ヶ月後の死が確定した人となる。
数ヶ月後には確実に自分は死んでいる。残された家族はどうなる、自分が本当にやりたかったことはどうなる・・・そんな思いを切実に体験するところはガン患者との共通点ではないだろうか。
生の特攻くずれと会ったこともないし、他にも理由はあったと思うが、特攻くずれという生き方になった理由が今は少し分かったような気がする。
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