けんかえれじい

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ガン随筆

「助けてくれ」あまり言った記憶がない。
マウントをとりたくてその言葉を待っているのが見え見えの人が多く、助けを求める気にならない。
自分は頑固なのだと思う。

どちらが良いのだろう。
負けて馬鹿にされている方が楽か、自分のプライドを守っていられる方が楽か。

プライドは自尊心。自らを尊いと思える心だ。
自己肯定感が高い状態と関連していると思う。

たった一度の人生、自分を好きでいたから、自尊心を手放したくない。
だから負けて馬鹿にされたくはない。
よって「助けてくれ」と言えない。

どっちが良い?
自尊心を失いながら人に役割を肩代わりしてもらうか。
向かい風を浴びながら自分の足で前に進むか。

あっ、選んだのは後者だ。
子供の頃から、ずっとそっちばかりを選んできた。

だからしかたないじゃん。
だったら、いいじゃん。

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