Gunオヤジはハマらなかったが不朽の名作「鉄腕アトム」という漫画がある。ハマらなかったといっても日本初のテレビアニメでもあり決して嫌いではない。ハマっていないとは漫画を全巻買ったりしてないという意味だ。
さて、ここ10年くらいで鉄腕アトムのスピンオフあるいはリメイクといったものが出ている。一つは浦沢直樹の「プルートゥ」。鉄腕アトムの「地上最大のロボット」を現代フォーマットで描き直したものだ。とても難しくて読み応えのある漫画に仕上がっている。さすが浦沢直樹だ。
もう一つは「アトム・ザ・ビギニング」だ。アトム誕生前の実験段階の話。先日第一部「7研編」の最終巻となる17巻が出た。
最初はB級スピンオフ漫画として暇つぶしで読んでいた。アトムよりはるかにメカっぽいキャラクターのデザインも好きだった。途中やや惰性で読んだ時期もあった。
最後の3巻あたりになってくると心を揺さぶられるシーン出てきた。最終巻では「この台詞、そういう意味か」と良い意味で期待を裏切るシーンもある。そして鉄腕アトムへの見事につながっていくよく計算されたエンディングだった。
読み応えのある、良い作品だと思った。
コメント