ガンと診断された後、吐き戻した

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ガン随筆

もう3年近く経つ。
あと1ヶ月もすれば正式に食道がんと診断されてから3年を迎えることになる。
未だ生きているのでGunオヤジは運の良い部類に入っているのではないかと思っている。

会社の定期健康診断で内視鏡検査をしたところから全ては始まった。
検査器具の関係で、内視鏡検査のみお茶の水の小さなクリニックで受診したのだが、そこで「ガンの疑いがある」と言われた。
そのクリニックですぐ東大病院を紹介され、正式な診断は1週間後に東大病院で下された。

診察室を出たあと気分が悪くなり、すぐトイレへ行って吐き戻した。
精神的なショックで吐き戻したのは54年の人生で初めてのことだった。
いきなりもよおして、とても堪えられるものではなかった。
人がショックで吐き戻すことがあるなんて初めて知った。
診察室で粗相しなかったのが救いだ。

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