ガンのように厄介な病気じゃない

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ガン随筆

Gunオヤジには兄が1人いる。昨年4月にタフロー(TAFRO)症候群という難病の診断を受けた。
聞きなれない病名だが免疫暴走を起こす難病である。

年老いた両親は・・・きっと不安だったのだろう先生の説明を聞くにあたって一緒に来てくれと言う。「あんた在宅勤務なんでしょ」。どうやら在宅勤務を自宅待機で遊んでいることと勘違いしているようである。

あまり可愛がられない割に困った時だけ頼りにされる。どうも大切にする子供、大切にしなくて良い子供が親の中で明確に決まっているようで次男坊は損だ。

さて、病院で担当医の話を聞いた。テレビドラマのように反応する母親、痴呆が始まり難しい話が理解できない父親、その横でGunオヤジは質問しながら要所要所メモをとった。こちらはガン手術経験者だ。冷静に聞くことができる。むしろ余裕があり過ぎるのか、女医さんの胸元で光るシルバーのネックレスが気になって仕方ない。

不安がる母親に先生が言った。「ご安心ください。難病とは症例が少ない上に治療法が確立されてない病気のことを言います。決してガンのように危険な病気ではありません。」
悪気はないのだろうが目の前でそう言われてGunオヤジはちょっと複雑だった。。。

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