昔のドラマで「北の国から」というシリーズがある。
主人公は市の清掃作業員。
おそらく生命保険など掛けていないだろう。貯金もほとんどなく、日々食いつなぐために働いているように見える。
いわゆる上流階級ではないし、資産家でもない。
ただ視点を変えて考えたとき、もしたくさんの資産があったとしてもそれを使わずに死んでしまったら、その資産を持っていないのと同じことになってしまう。
例えば10年掛けて1億円の資産を貯めて、それを使わずに死んでしまったら10年間1億円分のタダ働きをしたのと同じだということだ。
もちろん10年の労働そのものに意味があるという考え方も分かる。趣味の結果お金が貯まったのならそれはその通りだけど、多くの人は仕事したいわけではなく、金銭を得るために仕事をしているのではではないだろうか。
だとしたら稼ぐお金と使うお金のバランスを考えることも必要ではないだろうか。
死ぬ直前がもっとも資産が多かったとしたらとても皮肉なはなしだ。
貧乏が良いというわけではないが、経済効率を考えたほうが良いのではないかと思ったのだ。
参考になったのは「ゼロで死ね」という本だった。
コメント