出社しない年初

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ガン随筆

2023年の新年を迎えることができた。
年越しをこんなにも強く節目として実感できるようになったのは、大きな病気を経験したせいかもしれない。
そして出社しない1月を迎えたのは32年ぶりとなる。今月からGunオヤジは私傷病休職に戻った。

休職と言えば軽く聞こえるがこんな形での休職は半分リタイアしたようなものだ。スケジュールがガラガラになった。心細い。今日は何をしようかと毎日思う。
一方で元のサラリーマン環境に戻りたいとは思えない。いや「まだ思えない」だけなのかも知れないが、少なくとも今は思っていない。

まだ休養や充電期間が必要ということか。でも必ずしも元のフィールドに戻る必要はない。新しい活躍フィールドを探すという手もある。
32年間も頑張ってきたのだから少し早いがこのままリタイアしたって恥ずかしくはないはずだ。

人生がその人の最大の芸術品。負けてもいい、失敗してもいい、潔く生き、たくさん笑って、たくさん泣いて死にたいと思う。
せっかくもらった「生きる」というチャンス。最後まで味わってやりたいとだけは思う。

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