勝ち越しの日

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ガン随筆

今週の水曜日から1月半の休職に入る。昨日の午前中、部門ミーティングで皆さんに「ご迷惑をおかけしますが・・・」と挨拶をした。
「気にするな、元気になって戻ってこい」と言っていただけたが「大丈夫、私も4回入院したことがある。長いのは・・・」あらあら、自分の自慢話になってしまった。
外資系IT企業、自分から意見を言わなくては通じないという企業文化があるが、いささか大人気ない。傾聴ができない人が多いのがちょっと困った特徴だろうか・・・流しておいた。

夕方仕事を終えて街にでる。お気に入りのサングラスの度が合わなくなってきていた。何度か行った眼鏡屋さん、前回と同じ方が対応してくれた。どうもGunオヤジの顔を覚えていてくれているようだ。
実は他メーカーのフレームなのだが、とても親切に気持ちよく対応してくれたので安心して預けられた。取りに行くのは退院後になる。入院している間は、それを楽しみのひとつにしたい。

その後行きつけのマッサージ屋に行った。万全のコンディションに手術に望みたいと思ったからだ。この方はツボの正確さと強さの調節が絶妙だ。空手の有段者で日舞の名取の資格をお持ちと聞いた。人体の構造をよくご存知のようだ。体が軽くなりガンに負ける気がしなくなった。
帰りしなお守りをくれた。私がもうすぐ入院すると聞いてわざわざもらってきてくれたようだ。予想外のサプライズだ、もう絶対ガンに負けないと思われた。

2勝1敗、1週間後に手術を控え良い1週間のスタートとなった。

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