先日、北海道の知人がスーパーで見つけた「かすていら」を段ボール箱に詰めて大量に送ってくれた。
北海道の人なら馴染みのお菓子だ。しっとりした長崎のカステラと違って少しバリっとした感じのチープなところが駄菓子っぽくて個人的には好きなところだ。
お礼のメールを2、3往復やりとりした。
「どこか懐かしく、ついパクパクと食べてしまう」とGunオヤジは書いたが、先方からは「子供の頃は高級でなかなか食べられなかった」と書かれていた。
そうだ、確かにGunオヤジも子供の頃はお菓子を自由に食べられるほど小遣いをもらっていなかった。そういう時代だったというのもあるが、長男と次男で親の扱いが違ったというのもある。
今でも困った時に頼るのは次男でしっかり者のGunオヤジなのだが、遺産は100%長男に譲ると言い張っているからあながち被害妄想ではない。
まあそれはおいておいて。。。
そんな幼少期の反動からかGunオヤジは自分で稼ぐようになってから、欲しいものはあまり躊躇せずに買うようになった。
ある人の本で「悩む時間がもったいない。1万円以下なら悩まず買うようにしている」と読んで真似してみた。便利グッズが溢れた。機能が優れてなければ買い換えた。
贅沢でバブリーだったかもしれない。
様々なものを試して手元に置いたおかげで、生活も便利になり、モノを見る目も養えた。そういう観点からとても良い経験になった。
ただ、ある程度買ってみたら買いたいものがなくなってしまった。
そしてあまり買う必要がないものまで買っていたことに気がついた。
また、夜に酔っ払ってポチるため、浪費癖がついてしまったことも否めない。
そんなころ「断捨離」に出会った。せっかくやるならと本やビデオでやり方をちょこっと勉強してやってみた。
面白いもので断捨離をすると、あまり買い物をしなくなってしまった。
便利だから買うではなく、大切にするであろうものだけを選ぶように深層心理が変わったようだ。
色々なことが勉強になる。
Gunオヤジも55歳を過ぎ、若い頃のようにガンガン稼ぐ生活ではなくなる日も近い。
こうやって意識を変えていくことが大切な気がする。
「かすていら」、決して高いものではない。でも忘れた頃にこうして手間を掛けて送ってきてくれる友人がいることをとても幸せに思う。
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