最後の花道・・・になる可能性もゼロではない

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ガン随筆

Gunオヤジは社内研修の教官の仕事をしている。
ちょうど今日から3日間、中途採用クラスの担任としてのプログラムが走る。
中途採用とはいえ、これからの人生をこの会社に賭けて頑張る受講生達が眩しく見える。

担任は事前準備を含め結構大変で、先週のウィークデイだけでは足りずに土日も準備をしたし、今朝も5時には目が覚めて2回リハーサルをした。
もともと研修のある日は緊張のため早朝から目が覚めていたが、「これが最後のクラスになるかもしれない」そう思うと嫌でも頑張ってしまう。

もちろん「かもしれない」のレベルだ。戻ってくるつもりでいる。
ただし、手術は全身麻酔を施してとなる。100万人に7人は事故が起こる全身麻酔だが、Gunオヤジは100万人に5人の希少ガンになったぐらいなので、全身麻酔のリスクだって十分高い確率に見えてしまう。

だから、その万が一が起きると、このクラスが最後に担任をしたクラスとなるという意味だ。
ん?最後に担任をした・・・ではなく人生最後の仕事になってしまうことすらありうるか。
まったく面倒な病気になってしまったものだ。

担任の出番としてはこの3日間では今日が山場だ。研修講師として最後のレクチャーになるかもしれないと思うと、実に感慨深いものがある。
贅沢な仕事をさせていただいている。

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