ガンになってからガンを考えない日は無かった。
Gunオヤジには子供がいないので、特に独りになると、1人残していく妻の行く末を考えて涙が出ることが多い。
自分がガンで死んだあとのことを考えると「無限に続く虚無」とか「絶望感」なのだが、妻のことを考えると「悲しみ」となる。
たった一回の人生の伴侶としてGunオヤジを選んでくれたのに、最後に物凄い孤独感を与えてしまうのではないかと思うと悲しくてしかたなくなる。いつまでも「今」を続けていたいけどそれは無理だし、せめてこちらが看取ってあげたいけど、既に3発もリーチかけられた身なので現実問題として難しいだろう。
思えばGunオヤジは子供の頃から泣き虫だった。
人一倍感性が鋭かったのかもしれない。
泣いたらいいと思う。人前で泣くのは恥ずかしいけど、1人の時に泣いたらいいと思う。
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