先日、友人が食道ガンの診断を受けたと書いた。
その友人が明日入院する。明後日手術を受ける予定だ。
幸いステージはさほど進んでいない。まだ直径2センチ程度だ。
ただし舐めてはいけない。もし予想以上に深ければ追加治療が必要になるし、手術後は液体を飲んでも胸の内側をヤスリで削るような痛みに悶絶する。
またやっかいなのは再発転移だ。食道は毎日何十個も食べ物の塊が滑り降りている。食道ガンが目視できるということは既に何年も前からそこに存在していたということだ。当然食道を通過した食べ物達がガン細胞を削って下流に撒き散らしたと考えるべきだろう。
食道ガン再発の時は、助かる見込みはないと言われている。一般的には再発時の余命は半年らしい。
友人は2年前に白血病で9ヶ月入院していた。感染症を併発して生死の境を彷徨ったところから復活した。先日会った時、随分と痩せていたのに驚いた。手術のリスクは低くはないだろう。
悲観しても仕方ない。人生にリセットボタンは無い。
きっと怖いだろうと思う、不安だろうと思う、どこに怒りをぶつけて良いかも分からず悶々としていると思う。
乗り切るしかない。頑張ってもらいたい。
消化器系のガンなので基本アルコールは御法度となる。体が落ち着き、お互いの仕事が落ち着く来年の2月頃にでもランチを楽しめたらと思う。
それを楽しみに私も手術を乗り切りたい。
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