見えたこと

ホーム » ガン随筆 » 見えたこと
ガン随筆

食道ガン手術から5年はクリアしたのはアゲなのだが、人間はいつ死ぬか分からないことも知ったのはサゲだ。←Gunオヤジ、無理して若者言葉を使ってみた。

診断結果を聞かされた時に念の為担当医に聞いてみた「もし5年前に見過ごしていたら今どうなっていたでしょうか。」
ちょっと間をおいてから返答がきた「命に関わることになっていたかもしれませんね。」

「死んでいたんじゃね」という意味だ。

手術や検査で全身麻酔を何度も体験した。
薬を入れられれば3,4秒で意識がなくなる。
多少武道の経験があろうが、頑強な体をしていてもそんなものなのだ。喧嘩に強いとか関係ない。

私はたまたま平和な現代の日本に生まれたが、数十年前に日本に生まれていたら焼夷弾に焼かれていたかもしれない。また、数千キロ離れたウクライナやパレスチナに生まれていたら今でもいつ頭の上からミサイルが降ってきてもおかしくない状況だ。

人の生死はもちろん本人や周囲の人にとっては大問題だが、所詮はそのような「運」に左右される小さな存在なのだ。
Gunオヤジだって例外ではない。いついなくなってもおかしくない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました