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ガン随筆

昨日で100になった。年齢のことではない。このブログの投稿数のことだ。
とは言え、食道、肺に2箇所、そして胸腺とGunオヤジはたくさんの時限爆弾を抱えたままだ。いつまで続くか分からないが、今日も張り切っていきたいと思う。

さて、Gunオヤジに食道ガンが見つかったのは3年前の定期健康診断でのこと。
お茶の水のクリニックへ行ったのだが、検査前に「最近胃が痛くなることがあるんできっと私胃ガンだと思います。よく見てください」と担当医に伝えておいた。
少しオーバーに言ってはいるが、時折胃が痛くなるのは事実。担当医は「はい」と言って検査を始めてくれた。

結局内視鏡を引き抜く際に「胃の中は綺麗です。今、食道にきました・・・生検します」という感じで異常箇所を見つけてくれた。

胃と食道の位置は全然違うので胃の痛みはまったく関係なかったのだが、この前年も内視鏡検査をしていてその時は何も発見されていなかった。ガンが目視できるまで成長するのに何年もかかるので、前年の検査ではガンは見落とされていたということになる。
その時のお医者さんを責める気はない。実際Gunオヤジも自分の目で内視鏡の映像を確認したが、正直どこがガンだか分からなかった。言われてみれば少し色が違うかな程度のごくわずかな兆候しかなく、見つけられる方が凄いというのが本音だ。

単なる冗談だったら「私胃ガンだと思います」はタチの悪い部類だと思うが、今は気になることをきちんと伝えておいて良かったと思う。下手に遠慮していたらまた見逃され今頃ステージがだいぶ進んでいたかもしれない。

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