風前の灯か

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ガン随筆

今日の午後グローバルでのオンライン会議があった。事前情報はほとんどなく単なるコミュニケーション・ミーティングだと思ってGunオヤジは気楽に参加した。

英語でゆっくりとしかし淡々と話すスピーカーの言葉の中に「リデプロイメント」とか「ファインド ニュージョブ」などの言葉が出てくる。近日中に各国の責任者にリストを渡すがそこに名前があったらリストラ対象だということらしい。

外資系なので仕方ないところもあるが、なんかやる気がなくなる。こんなことやっていたらこの会社潰れてしまうのではないだろうか。今までもリストラはあり、対象になった人は組合に入って防戦するのだが所詮は焼石に水だ。

週四日勤務を申請し、今回「胸腺腫」が見つかって近々手術をしなくてはいけない身だ。自分がリストラする側だったら元気で働ける人を残してチームを組みたいと思うだろう。今までも何度かリストラを乗り切ってきたけど今回は嫌な予感がする。確率としては50%ぐらいではないだろうか。

各国にリストラの割り当てがいくと言うが、日本は日本語圏なので英語しか話せない研修教官では務まらない。そこは少し独自で安心材料となる。一方で日本に割り当てが来たとしたら例え私でなくとも仲間の誰かが首を切られることになる。それも嫌な話だ。
やっぱりやる気がなくなる。

30年超も生馬の目を抜くような会社で頑張ってきたんだ。十分頑張った方だと思う。そろそろ潮時なのかもしれない。
もしかしたらGunオヤジのビジネスマン人生は今、風前の灯かもしれない。

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