フーコック島に4泊した後、今度はベトナム首都ハノイへと飛んだ。
ホーチミンは近代的な街だが、ハノイは古い街、日本で言えば京都みたいなところだろうか。
朝食でウェイトレスの女性が「どうやったら日本語を覚えられますか」と聞いてきた。Gunオヤジなりのヒントを一つ答えるとまた質問が飛んでくる。
キッチンにいた同僚から「お客に迷惑かけるな」と怒られても彼女はGunオヤジのそばを離れなかった。ベトナムの女性は強く意見をはっきり言うと聞いていたが強い意志が感じられた。
一生懸命頑張る人は応援したくなる。持ち歩いていたメモ帳にいくつかのコツを書いて彼女に渡した。少しでも参考になればと思う。
後日談となるがその女性とはその後も連絡を取り合った。なんでも日本の大学への留学を計画中で試験に合格するという具体的な目標を持っていることが分かった。
もし日本の大学へ留学するこができたら彼女の人生は大きく変わるはずだ。面白い偶然だが、ちょうどGunオヤジも日本語教育能力検定の試験準備を始めたところだった。毎日メッセージ交換しながら論文添削をしたり半年ほど支援した。
Gunオヤジの人生は終わりが視野に入る段階となったが、彼女の人生はこれから花開く。
少しでもブースターとなれたならこんなに愉快なことはない。
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