東南アジアを旅してきた その9

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ベトナム最後の日、陶器の村バッチャン、ホーチミン廟、ロンビエン橋を見て周った。
バッチャンは日本で言ったら河童橋を大きくしたような感じだろうか。陶器や焼き物が所狭しと並んだ店が何百店も集まって一つの集落を形成していた。

バッチャンから帰る途中、前を走るバイクがちょっと揺れたかと思ったら道の真ん中で止まってしまった。ツルツルのタイヤがバーストしたみたいだ。バイクの荷台にはライムの鉢が10個ほど積まれていた。ベトナムでは麺に絞るために大量のライムが消費される。
バイクが重くて動かないようだ。Gunオヤジは車を降りて手伝いに行った。
運転手は気の良いオバちゃんだった。言葉も通じないが万国共通の笑顔は御礼だろう。
交通は大渋滞したが、横を通過していく車達は特段怒っているようでもない。この国では日常茶飯事なのかもしれない。

有名なロンビエン橋にも行ってみた。エッフェル塔を作った人が設計した鉄橋だという。古いものだがもの凄い量の車とバイクが走っていて未だ現役の交通網として活躍している。古いものをコツコツと直して使う文化があるのかもしれない。
鉄橋の側道を少し歩いてみた。側道といってもコンクリートの板が置いてあるだけのもの。割れたら10数メートル下の地面まで落っこちる構造だ。そして取り替えられた新しい板がところどころにある。ちょっとドキドキしながら歩いた。

その日の深夜便で日本へ帰国した。
ほんの10日間だったが、日本とは全く違うリズムや文化の中で過ごした時間は宝のようだった。
この旅を通して何人もの友達ができた。人生は短いが悪くない^^

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