医療の限界

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ガン随筆

半年前に右腕を酷使して酷い筋肉痛になった。そしてその痛みがずっと残っている。
先月別件で街のクリニックに行った際に痛み止めのロキソニンを出してもらった。すごく効いたので今月も出してもらった。

でもそんなに飲み続けて良いのだろうか。先生に聞いてみた。
それで痛みが治るなら飲んで良いと返答があった。
それで分かった。お医者さんはその場の辛さを取るところまでしかできないようだ。

食道ガン手術の際、食道狭窄をおこした。
普通の食道は直径3センチほどなのだが1センチになっていた。断面積にして9分の1。
そこで追加バルーン手術をした。バルーン手術とは食道が固まり切る前に風船を膨らませて内壁を伸ばすような手術だ。やりすぎると裂けるので慎重さが必要だと言われていた。
手術から1週間後の検査ではバルーン手術に成功して食道が広がったという。どのくらいに戻ったかと聞いたら直径1センチ程度。えっと思って詳しく聞くと、内視鏡が通るから問題ないとの返事が返ってきた。
医療行為ができる広さに戻ればゴールだったようだ。

医療行為は根本治療というより対処療法。自分を治すのは自分の治癒力しかないし、年齢とともに治癒力は落ちてくる。
どうもそういうものらしい。

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