産業医さんのやさしさ

ホーム » ガン随筆 » 産業医さんのやさしさ
ガン随筆

ガン手術後に職場復帰する際は産業医との面談がある。
最初の手術の時は、復帰後すぐ1週間の合宿研修の講師を務めると言ったら、「そんなことして倒れたらどうする」と言われ「なんとかします」と強がった。
その3年後にまたガン手術があった。前回と同じ産業医さんだった。

手術の報告をするのだが、場を和ませようと横隔膜を止められた話などもしてみた。
返ってきた言葉が「こわい思いをしたねえ」。
それを聞いたら一気に涙が出てきた。

強がる必要なんかない。大変な思いをしてきたんだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました