ガン随筆

ガン随筆

始まりがあるなら終わりがある

これからどんな人が生まれてくるのか、誰も知らない。 なぜなら生まれたところからその人の魂の活動が始まるからだ。 これは裏を返せば、死んだらそこでその人の魂の活動も終わるということだ。 始まりがあるなら終わりがあるのが当然のこと。 ...
ガン随筆

焦りがち

あまり人に言っていないが、自分はとかく焦りがちなところがある。 いつもスケジュールに何か予定を詰め込んでおかなければいけないのではないかという思い込みがある。 誰かと会話する時は、早口で次から次に話を続ける。言わないと頭の中から考え...
ガン随筆

目覚まし時計は鳴らない

若い頃はとにかく眠かった。 上役の話など、申し訳ないほどによく睡魔に襲われた。 細胞レベルで体を作っている頃だったし、忙しすぎて睡眠不足が常態化していたことがそれに輪をかけた。 今では目覚ましなど使わなくなった。 無理して起...
ガン随筆

苦悩の根源はそこじゃない

友人から民間療法の資料が送られてきた。 ガンで苦しんでいるようなので是非試していただきたい、とのこと。 ありがたいが、いちいち試す気にならない。 恐らく胸腺切除手術は成功したとおもう。かなり大きく切除してもらったので再発の危険も低...
ガン随筆

体が壊れていく

先週眼科に行った。 朝左目がヒリヒリと激しい痛みに襲われたのだ。 診察の結果、ドライアイと診断された。原因は加齢だという。 たかがドライアイがこんなに辛いとは思っていなかった。 ジグアスという目薬を差すこと1週間、痛みが大幅に改...
ガン随筆

そりゃあ怖いよ

Gunオヤジは先月「胸腺」の切除手術を受けた。 昨日手術休職から復職に向けての面談を産業医とした。 こちらから手術の状況などを話した際、産業医から「怖い思いをしたねえ」と言われた。 怖い思い・・・なるべく考えないようにしているが、...
ガン随筆

復職判定面談

Gunオヤジは只今休職中の身。 そして今日、復職判定のため産業医と面談した。 無事復職の許可をいただいたが、ちょっと複雑な心境だ。 本当にこの答えを自分が望んでいたのか。 まだ前向きに仕事に取り組めるほど気力が戻っていない。 ...
ガン随筆

人生は1回こっきりの夏休み

死を身近に感じると人生の見方が変わる。 Gunオヤジもその1人だ。 その観点から「人生」は何に似ているかを考えると、それは子供の頃の「夏休み」に似ているかもしれないと思えてくる。 夏休みの最初の時期はとてもワクワク。海に行こうか、...
ガン随筆

けんかえれじい

「助けてくれ」あまり言った記憶がない。 マウントをとりたくてその言葉を待っているのが見え見えの人が多く、助けを求める気にならない。 自分は頑固なのだと思う。 どちらが良いのだろう。 負けて馬鹿にされている方が楽か、自分のプライド...
ガン随筆

あれから3年

胸腺腫手術からようやく1ヶ月が経ったとおもっていたら、今日は3年前に食道ガン手術で入院した日だった。ガンイベントが続く。別に記念日にしているわけではないけど、SNSの過去の投稿で出てきて分かった。 この3年間は東大病院に入院したり、3...
タイトルとURLをコピーしました