独りで起きる朝
ガン随筆
拓く
42年続けてきた少林寺拳法の修行だが、この春をもって卒業しようと決めた。
七段まで取得した。支部も2つ設立している。門下生も50人ほどになる。そして、今でも開祖の教えも技にも心酔している。
でも、今の連盟本部の中枢やトップのレベルが低す...
人生は二度とない
年末に山荘のご近所さんが亡くなられた。
私のような二重生活ではなく、山荘に独りで定住していた。
年齢は2回りぐらい上だったが、損得抜きにつきあう仲だったので友人みたいなものだった。
いつも短い会話をした。
その方は、私より少し早...
嫌な夢
昨日と今日は、20代のセールス時代に戻って上司の横暴に嫌な思いをする夢を見たところで目覚めた。
昨日の夢では昔の上司と先輩がなんかそれらしい理由をつけて面倒で大変そうな仕事を押し付けてきた。上司はチャレンジングな仕事をやらせて鍛えてや...
早朝覚醒
食道ガンの手術以来、睡眠がおかしくなってしまった。
睡眠導入剤を飲んで調整している。
いつかは眠れるとは言うものの、布団の中で何時間もじっとしている方が辛い。
不眠時は通常の20倍脳を使ってしまうとも聞いたことがある。
ただ...
人は誰でも芸術家
誰でも人生で最低ひとつは芸術作品を残せる。
自分の「人生」という作品だ。
それは巨大なキャンバスに絵を描くようなものかもしれない。スクリーンに映る壮大な映画のようなものかもしれない。作曲や演奏に近いかもしれない。
他の作品と違って...
お世話になった人との決別
すごくお世話になった人がいる。
すごく尊敬する面も持っている。
だけど、すごく許せないことを今されている。
言っても変えない。
最後まで対話の機会を持とうとしたが、それすら無視するなら決別するしかない。
私のボスは私であり、私...
人に弱みを見せるのが苦手
子供の頃、泣き虫だった。
泣くと親から怒られた。泣くことは良く無いことだと教え込まれてきた。
兄弟2人だったが長男と次男の扱い方があからさまに違った。
次男坊のGunオヤジはいつもスペア扱いだった。
子供の頃からそれを感じていて...
成長ってもっと前向きで明るいものだと思っていた
4年前、最初のガンの退院後、1人で2週間ほど山荘に籠っていた。
今振り返ると、とにかく現実逃避したい時期だったと思う。
もし自分が100歳だったらショックではなかったのだろうか?
もし4年前に発見できてなかったら今の自分は存在して...
我が道を行け
10代の頃からお世話になっている人がいる。
兄貴のような人だった。
でも袂を分たなくてはいけないようだ。
信念を曲げてまで合わせるつもりはない。
どうせ人は1人で生まれて1人で死ぬ。
短い一生、誰に遠慮する必要がある?
...
余命4年だったとしたら
最初の食道ガン手術から4年目の検査をこの秋パスした。
嬉しい反面「もし・・・」ということを考えるともなく考えてしまう。
もしあの時、ガンが発見されていなかったら、今私は存在していただろうか。
もしあの時「余命4年です」と言われ...