愛用のキャノンボール AVR-L

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ガンの手術から1年半ぐらい経った頃、昔挫折してしまったサックスに再挑戦しようと考えた。
もっていた格安サックスを引っ張り出し、YouTubeを先生に練習を始めた。

初めて楽器店に行ったのはそれからまた数ヶ月後。
YouTubeで憧れたプレーヤーが使っているキャノンボール AVR-Lもその店にディスプレイされていた。ダークアンバー・ラッカーが塗られていて一般的なサックスに比べて見た目にシブい。

その時、対応してくれた店員さんがフロア長さんだったのだが、親しみやすく話していただいて「初心者が憧れのプレーヤーと同じ楽器を持つのもありだ」と背中を押してくれた。
その時「いつかはキャノンボール AVR-Lを」とGunオヤジは心に決めた。

心に決めると入ってくる情報が変わるから人生は面白い。
ネットでAVR-Lの情報を見ていたら、メルカリに中古が出ているのを見つけた。中古と言っても練習で2,3回吹いただけという。よく聞くとセミプロの方がセルマーとキャノンボールを一緒に買ってしまったのだが、奥様に怒られてどちらかを手放さざるを得なくなったという。

サックスは個体差が大きく新品ですら吹き比べた方が良いと言われている。ましてや中古はどんな故障歴や癖があるか分からないとも言われている。Gunオヤジはそんなことすら知らなかった。

早速メルカリにアカウントを作って応札した。
会話する中で、病気になったことや一念発起してサックスに再度挑戦している事情などもお伝えした。先方も購入した時の様子や奥様に怒られた時の様子を臨場感を持ってお話ししてくれた。

最後に「いつかライブハウスで演奏してください」と激励の言葉が書かれてあった。ライブハウスに行ったこともないのでどうやってライブハウスで演奏できるのかすら知らないが、そんな可能性がGunオヤジにもあることが新鮮だった。

数日後、しっかりと梱包されたサックスが届いた。バンドレンのマウスピースも同梱されていた。今でもこのバンドレンを最優先で使っている。
まだまだ楽器に吹かされているような状態だが、いつか吹き倒したいと思っている。

Gunオヤジは実にご縁に恵まれた人生を送らせていただいている。
これからも人とのご縁は大事にしていきたい。

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