ほとんどカッパ

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スクーバ・ダイビング

お盆を過ぎて急に冷えたかと思ったが、今日は久々に暑くなり、ちょっとだけ夏が戻ってきたような気がした。

この夏も水難事故のニュースが何度か流れた。ニュースを見ていて気の毒ないたたまれない気持ちになった。
思えばGunオヤジ、幸いなことに今まで川や海で命の危険を感じた経験があまりない。

小学校入学前、親に連れていってもらった池袋マンモスプールで溺れかけたことがある。そのプール、階段を一歩一歩降りながら水に入っていくことができるのだが、一番下の踊り場とプールの底に段差があったのだ。その最後の一段に気づかず踏み出し水の中でもがいた。
だいぶもがいて「もうだめか」と思った頃、気づいた父親に拾い上げられた。

小学校高学年の頃、夏休みのプール教室でアルバイト指導員の大学生にフォームを教わったことでタイムが縮み、水泳が好きになり、中学校では水泳部の部長まで務めた。
水泳部の頃「どのくらい泳げるのですか」という問いかけに「力が尽きるまで泳げます」と答えていたが、本当に死ぬまで泳げるカッパだった。

その後、海に行ったり、カヌーで川下りをしたり、河原でキャンプしたり、スキューバダイビングを楽しんだりして55歳になっている。
その間あまり水で怖いをしたことがない。

もちろん油断をする気はない。水と接する中でその怖さも体験している。水の中でむせたらおしまいであることは肌でわかっている。
でも、水と接している時あまり考えなくとも体が勝手に息を止めてくれる。息が十分でなくとも肺の中の空気だけでパニックを起こさずに状況を見極めることができる。
今まで水難事故に遭わなかったのは、子供の頃に多く水に慣れ親しんで体験を積んだおかげかもしれない。

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