「6小手」再考

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少林寺拳法

少林寺拳法の逆技は数多く存在するが、「基本技か、応用技あるいは変化技か」と考えると全部が同じレベルにあるわけではないことは誰でもわかる。
ではどの法形が基本技か?

ひとつの考え方では「教範に出ている龍華拳六系統のそれぞれ第一が基本」と言える。
正しいと思う。あれは掛け方のコツ(How)で分けられている。

では別の捉え方として、どこを掴まれるか(Where)では整理できないだろうか。
例えば攻者が右手で握るという前提で考える。
守者の右手を内側から握る、上側(あるいは外側)から握るという方法も考えられる。守者の手の位置が高い時、内側から握るのは自然だが、外側から握るというのはあり得ない。これで3法、守者の左手を握ることを考えるとそこでまた3法。この併せて6法の握るパターンがあるということだ。

なのでその6パターンに対しての法形を徹底して左右とも数を掛ける。
Gunオヤジの支部では毎回の基本練習として、号令にあわせて10回ずつ繰り返す練習をしている。左右攻守で240本。

いちいち説明しなくて済むように支部内ではこの修練方法を「6小手」と呼んでいる。

片手で片手を握られたらどこをどう持たれてもすぐ逆技に入ることができる・・・これが基本の「き」。
ちなみにこの6法形はそれぞれにコツが異なる。コツはきちんと理解しておくことは別途必要と言える。

#少林寺拳法 #武道 #護身術 #乱取 #乱捕

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