これさえできれば、あとはどうなってもいい・・・という覚悟

ホーム » ガン随筆 » これさえできれば、あとはどうなってもいい・・・という覚悟
ガン随筆

Gunオヤジが中高生だった頃は、部活率が高く、特段どこの部にも所属していない人の方を帰宅部と称していたぐらいだった。
なのでGunオヤジは周りの流れにのって運動部に入ったり、その延長線上で少林寺拳法の道院(町道場)に通ったりした。

スポーツや武道の世界では心の限界を突破するため、時に「これさえできたら、あとはどうなったっていい」という覚悟が必要な時がある。特にGunオヤジが子供の頃は「スポ根」ものというジャンルが大流行りしていたので、皆んな体を壊しながらスポーツをしていた。
スポーツと言えば楽しむものというより課題を克服する試練というイメージが強かった。

Gunオヤジが社会に出た頃、30年ほど前の日本の会社は軍隊みたいなところがあった。なので仕事でも「これさえできれば、あとはどうなってもいい」という場面が何度もあった。Gunオヤジはスポーツ慣れしていたので、そこの耐性はあった。

ただ、Gunオヤジはビジネスマンと武道家の二足の草鞋を履いていたので「あとはどうなってもいい」の頻度がちょっと人より多かったかもしれない。
でも自分で選んだ道と言い聞かせ、試練がたくさん続いても、重なってもなんとか乗り越えてきた、根性がある方だと自分で自分を褒めていた。

でも今振り返ると少し頑張り過ぎてしまったみたい。長年の無理はしっかりと蓄積されているし、それはいつか体に出てしまう。
「これさえできれば、あとはどうなってもいい」・・・格好は良いけどあまりコスパが良くない。
しょせんは、たかがスポーツ、たかが仕事、あんまり深刻に考えない方がいいのかもしれない。
頑張ったことを後悔はしてないけど、適度なバランスはなかなか難しいと今でも思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました