少林寺拳法にはたくさんの逆技(関節技)がある。
覚えるのも大変だが、覚えたら覚えたで今度は「たくさんあり過ぎてうまく使えない」なんて課題も出てくる。
「考えなくても自然に出るように体に覚え込ませるんだ」というのが一般的な考え方だけど、本当だろうか。
そんなことしていたら何年たっても使えるようになんかならない・・・とGunオヤジは体験から知っている。
修練メニューに取り掛かる前に、どう修練を積んでいくのが効率的なのかあらかじめ修練方法をデザインして取り組むことがとても大切なことだと思う。
一時期「デザイン思考」「デザイン・シンキング」なる言葉がバズった。その概念を借りるなら「デザイン・プラクティス」をすべきだと思っている。
以前の投稿で、逆技を使えるようにするための「6小手」、抜き技を使えるようにするための「3抜」という修練方法を紹介した。
順番もポイントだとも書いたが、「抜き技→逆技」ではなく「逆技→抜き技」だ。
逆小手は小手抜の発展技ではない。だから逆小手として研究しないと身につかない。
ただし小手抜は逆小手の応用技なので逆小手ができれば小手抜はすぐできるようになる。
一見常識の逆だが、常識を疑うことも大切だと思う。
伝統武道の修行にデザイン思考を取り入れるとこうなる。
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