Gunオヤジは中学卒業式の前夜、地元の少林寺拳法の道場に入門した。1982年3月のことだ。
諸々込みで2万円の入門費を払ったが、そのお金は連盟本部には届かず、すべてそこの先生の懐に入ったようだ。結果私は大会に出ることもできず、昇段審査を受けることもできない幽霊会員となってしまった。
今とちがって「SNSで呟いて炎上」という手法は無いし、そもそもネットで情報を得ることもままならず、他の道場生にも相談できず、決して先生の人が悪いわけではなく・・・結局そのままその道院(少林寺拳法の町道場)で修行を続けた。
ただ血気盛んな大学生にとってこの環境は耐え難いストレスだった。そこで考えたのが空手の大会に出ることだった。ノックアウト制の有名な全日本大会ならオープントーナメントもある。どうせ出るなら無差別大会の方が良い。出る前から志の高さだけは全日本選手並みだった。
「超過激」を売りにしていた北斗旗空手道選手権大会をターゲットにした。直接打撃制、面をつけて顔面も殴るし、ファールカップをつけて急所を蹴り上げても良い。掴んで振り回して投げても良い。寝技に持って行ってもよい。まさに総合格闘技の原型のような大会だった。
10年近く出続けただろうか、骨を折られたこともある。3回戦まで進んだことがある。一本負けをしたことは無い。
良い思い出だ。受け入れてくださった大道塾に感謝している。
もう四半世紀も前のことになる。
先日タンスの奥から参加記念品でもらったTシャツが出てきた。かなりビンテージの域に入っているがなんか懐かしかった^^
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