投げに関する覚書

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少林寺拳法

少林寺拳法という武道には沢山の技がある。それらは大きく「剛法」と「柔法」に分けられる。剛法は突き蹴り打ち、柔法は逆技や投げ技のことを言う。

そして投げの基本原理として「崩し、落とし、外し」という理論がある。
不思議なことに開祖が書いた教範にこの理論は無い。それもそのはずこの理論はのちの本部職員が構築した独自のものだからだ。
そして、この理論が世に出て30 年経った今でも自由自在に投げられる人が出ていない。Gunオヤジはこの理論は信じていない。

ちなみにGunオヤジのDNAの半分は少林寺拳法だが、もう半分は大手ITカンパニーだ。だからなんでもかんでも鵜呑みにはしない。ここに書く理論も誰かから教わったものではない。教範の写真や文章を元に独自に解析したものだ。

では「崩し、落とし、外し」でなければどう投げるのか。
相手の体軸を折り重心を片足に載せ、胸が天を向くようにする。
シンプルだがただそれだけだ。

柔道のように相手の重心を自分の重心の上に載せてひっくり返すわけではない。
合気道のように相手と自分の重心ピンと繋げた状態で相手に影響を与えるわけでもない。

人は、早く走ろうとすれば誰でも背筋をピンと伸ばす。腰が大きく曲がっていては足が上手く出ない。その状態ですかさず胸が天を向くようにすると立っていられなくなる。

腕を曲げて肘を出させてこれをやったら逆小手。腕の伸ばしてこれをやったら小手投となる。

もの凄いコツを書いたのだが、普通はこれ読んでも何を言っているか分からないだろうから秘伝が漏れる心配はない。
逆にこれを読んだだけで分かったとしたら大したものだ。何らかの武道を極めた人か、これから物凄く伸びる人だろう。

つまらない人に教える気はない。
ただここに書き残しておこうとは思う。もし私が死んだとしても誰かが見つけて掘り起こしてくれると思うからだ。

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