相手に手を掴まれた際に行う鈎手守法というテクニックが少林寺拳法にはある。
相手がこちらの体を掴んでくるということは遅かれ早かれこちらを操作するという意図があるので、それを防ぐための防御の姿勢のひとつが鈎手守法である。
しかしこの鈎手、ほとんど全ての人が誤解している。
「五指を開いて指先から気を出しながらその力を自分の肩に帰るように円形に気力を使うのである・・・」との表記がある。ここで言う「気」が何かも分からずに「気が帰るように」と説明する人ばかり見てきた。
次のページで「心理的な作用ではなく、技術であるからして・・・」と書いてあるので、前ページの「気」をもっと物理的な技術(コツ)と捉えて考えるのもありだとGunオヤジは思っている。
ポイントを言う。右手首を握られ際に気を帰すのは右肩ではない。左肩だ。
ほら、目から鱗が落ちただろ。
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