1989 四国ツーリング記 1

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少林寺拳法

ブラックマンデーが発生したのが1987年。しかし日本はその後まだ数年はバブルの中で踊っている。そんな1989年、平成元年の話だ。

大学生だったGunオヤジは就職活動を終え、残り少ない大学生活を謳歌するタイミングで、四国にある少林寺拳法連盟本部での国際講習会に参加するため、1人バイクでツーリングに出た。
そんな途中に講習会を挟んだ前後の4日間のツーリング日記である。

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9月11日 Day1

4:00

起きた。が、当然陽はまだ出てない。
昨日のアルコールがまだ残っている。
コーヒーを落とすあいだにシャワーをあびる。

5:00

明後日から四国の連盟本部で開催される少林寺拳法国際講習会に参加するため、今からバイクで四国に向かう。
いざ、出発。今日は京都まで行くぜい!

所持金4万8千円。まずはガスを入れよう。走り出したら空が明るくなってきた。今日はあいにく曇りのようだが逆に陽に灼かれない分楽かもしれない。

7:00

中央道の甲府の近く。一つ前のパーキングで2人組のライダーがいたので手を上げて挨拶したが無視されてしまった。ちょっと寂しい、減るものじゃなし挨拶ぐらい返してくれたっていいじゃん。

愛車は新車のSUZUKI Bandit。GSX系の400ccネイキッドだ。まだ慣らし運転中だが、アクセルを開けて150キロまで出してみた。まだまだ余裕がある、さすがはGSXのエンジンを積んでいるだけのことはある。とはいえ150キロも出すと400ccでは猛烈な振動が出て手が痺れる。

そしてこの時間になって、ようやく陽の光が出てきた。

途中メチャメチャ飛ばしているシーマがいたので追いかけて170キロまで出した。
エンジンは絶好調だ。

7:40

諏訪南インターで高速と降りる。
高速料金は400+2550=2950円なり。

8:13

頂戴しました!このツーリング初のピースサイン。

8:58

諏訪湖畔で朝メシをいただく。セブンイレブン弁当。

9:50

眠くなったので通りかかった「やまびこセンターハウス」でしばし休憩。おしゃれな建物、素敵な見晴らし台、だけど自分の他には誰1人いない。静かでいい、鐘の音がキンコンと聞こえてくる。

12:10

目が覚めた。朝早過ぎたためか睡魔に襲われ、やまびこセンターハウスの休憩だけでは補えなかった。使われなくなった元バス停小屋の裏でしばらくうたた寝していた。
どのくらい寝ていたのだろう。途中、自転車にのったおじさんに「大丈夫か」と声を掛けられた記憶があるが、それが現実のことか夢の出来事か定かではない?

12:28

にわか雨がパラつく中を走る。

「小野の滝」が綺麗だったのでUターンして滝をバックにパチリ。

13:28

天気良し。国道19号中山道で大きな恐竜のオブジェを発見したのでパチリ。
それにしても手とお尻が痛くなってきた!でも、昼寝が効いたのか今は眠気もスッキリ。

名古屋の手前、国道19号と別れる直前のコンビニに寄ってカロリーメイトとアクエリアスを買う。元気が出てきた。

14:38

景勝地「おにいわ」の看板を見つけちょっと探してみるも見当たらず、代わりに薄気味悪い沼に出てしまった。
沢の水音とセミとバッタの羽音だけが聞こえる。人の気配はしない。この空間は夏が充満している。

17:13

ついに琵琶湖畔に出た。京都までもうすぐ。
とにかく疲れた。早くビールを飲んで寝たい。

19:40

ようやく本日の目的地京都の宿に到着。バイク雑誌に載っていた素泊まりの宿だが、いわゆる旅館ではない。
オーナーはXZ10に乗る66歳。建築の仕事をしていてテレビにも出たことがあるらしい。ちょっと変わっている。
自宅をライダーに格安素泊まり宿として開放しているような感じだ。

食事は無いけどお風呂はある。ヒノキの風呂に入ってサッパリした。
近くの居酒屋で夕食をとる。ビールが美味い!

本日の走行距離 560Km

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