1989 四国ツーリング記 2

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少林寺拳法

1989年9月。Gunオヤジが23歳の頃、東京から四国までツーリングした時の記録、第二弾。
往復4日の行程の2日目、この日は京都から四国の目的地「少林寺拳法連盟本部」を目指す。

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9月12日 Day2

9:45

京都古民家の宿を出発。
四国へと向かう前にまず京都パークホテルへ傘を取りに行く。
なぜ京都のパークホテルか?
実は一月ほど前に入社予定の会社の集まりが京都パークホテルで開催され、それに参加。その時、そこに傘を忘れてしまったのだ。

四国で会う人へのお土産用として街中で生八ツ橋を2つ買う。
この時、神奈川から来たというSR400改君と知り合い少し話をした。
袖擦り合うも他生の縁。写真を撮ればよかった。

街中をちょっと歩いた時に左足でガムを踏んだらしいが気づかなかった。
おかげでステップがベタベタになって困った。
でも踏んだのがウンコでなくて良かった。

10:45

国道171号にのった。国道171号は京都ー兵庫間を結ぶ幹線道路だ。これで兵庫県西宮を目指す。

13:14

西宮のヨットハーバーに出た。「太平洋ひとりぼっち」で有名な堀江謙一さんの地元。堀江さんのヨットを探すも見当たらず。

14:05

フェリー乗り場を目指して大きな国道を走っているが、全く看板も見当たらず今ひとつこの道で良いのか確信が持てなくなってきた。
交差点にグラサンで元暴走族のような強面の白バイ員の人が立っていた。せっかくなので道を聞いてみた。道は合っていると言われた。
話をしてみるとイメージと全然違って礼儀正しく優しかった。

14:10

本日初給油。
12.15リットル。1496円なり。

14:30

国道を走っていると、いきなり「カーフェリー乗り場」の看板が目に飛び込んできた。慌てて左折。
すぐ先にフェリー乗り場があった。
単車800円、大人460円。合計1260円。

初カーフェリーに少しドキドキ。バイクはロープを掛けて固定された。
やがてフェリーが出港する。おお、揺れてらあ。

14:50

エンジンのうるさいフェリーだ。甲板にいると熱い煤が降ってきた。快適ではないけれどなんか「旅っ」ていう感じがして感動。
見渡すと水平線が見える。この海が陸に囲まれているなんて信じられない。

15:25

イルカの群れ発見。マジかっ!これはラッキーではないのか?
写真を撮ろうと思ってカメラを出すが間に合わなかった。

15:35

淡路島上陸。
四国を目指して再びバイクで走り出す。

17:20

四国に行きたいのだが、淡路島の中でさんざん道に迷ってしまい思った方向へと向かえない。
漁村の細道を走っていては埒が明かない。洲本まで戻って高速に乗って一気に大鳴橋を目指した。

18:40

大鳴門橋を渡る。
橋の下に鳴門の複雑な潮の流れが見えた。

鳴門から高松を目指し、そこからさらに多度津を目指す。
地図の上ではシンプルに見えるし、すぐ近くに見えるのだが、実際に走るとなるとかなりの距離だった。

21:00

総本山少林寺到着。
ここが少林寺拳法連盟本部だ。
四国に入ったらすぐだと思っていたが思いのほか時間がかかった。

本部事務所に挨拶に行くと機関誌のグラビアで見た先生方の顔がいっぱいで少し驚いた。

本日の走行距離。293km。

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12-18日まで本山にて国際技術講習会が開催された。
12日は前夜祭、イベントは18日まで続くが、一般の拳士が参加する講習会は13-16日までとなる。
幽霊会員問題の被害者だったGunオヤジ、今まで少林寺拳法の公式行事に出ることは許されなかった。3年越しで先生を説得し、初めて参加した少林寺拳法の公式イベントは一月前に東京都連盟で行われた昇格考試。
そこで正式に有段者となり、この国際講習会に参加する資格を得た。

そもそも一つの支部から、たった1人で国際講習会に参加することなど普通はしない。たいていは仲間同士で参加する。が、ひょんな偶然が重なって単品参加したGunオヤジは物凄く濃密な経験をすることになった。
特にイギリスから参加していた拳士達と仲良くなった。
中でもフレッド・ロットコップとジェリー・リクセンとは一番仲良くなった。毎日練習後に一緒に飲んだ。

また、他の日本人参加者にそこそこインパクトを与えていたようだ。本部武専学生が大きな外国人拳士に太刀打ちできないなか、私が大きな外国人を倒すので小気味良かったと後日食事をご馳走してくれた日本人の方がいた。

ちょっと残念だったのは、京都のホテルの傘立てからレスキューした傘を、四国の連盟本部に忘れてきてしまったことだ。
単にもっと遠くに置き忘れただけじゃん。。。

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