ガンになって視界が変わった

ガン随筆

明け方に見た夢

明け方に変な夢を見て目が覚めた。 どうも以前に見た夢の続きのようだった。 以前に見た夢は、数名でダイビングしているもの。 何かをくぐろうとして「行けるだろうか」と悩んだ記憶が薄ら残っていた。 今回の夢はその続きらしいのだが、...
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人は本質的に孤独

妻とは仲が良いほうだと思う。 ただ病気になって思ったのは、仲が良くとも死期は別々だということだ。 できれば見送ってあげたいが、こればかりはなんともできないし、客観的に見れば私の方が先に逝く確率が高いような気がする。 どんなに好...
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当たり前ではないラッキータイム

今日という1日は偶然もらえたラッキータイム。 明日も来る可能性は高いかもしれない。 でも10年後には来てないかもしれない。そしてその時には振り返ることさえできなくなっている。 いつ可能性が変わるのか、変わり目が急なのか徐々になのかはな...
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老後の時間はくるのか?

今月に入って2日に1度の頻度で病院に来ている。 そして病院に来ると、たくさんの老人達を見る。 ふと思う。私にこの人達のような老後という時間は来るのだろうか。 来た方が良いのか? 来る前に打ち上げ花火みたいに散った方が幸せか? ...
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「けんかえれじい」から「極楽とんぼ」へ

「お前にも竹を割ったようなところがあるにはある。しかし俺のみるところそれは軍人精神とは似て非なるものだ」決して体格に恵まれたわけでもない主人公の南部麒六が、負けても負けてもまっすぐに我が道を突き進む姿はなんとも清々しい。 高校の頃に「けん...
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大丈夫だ、なんとかなる

「大丈夫だ、なんとかなる」で、合っていると思う。 でも、そう言っている人は全員、まだ人生の途上にいて誰も最後まで生きてからの結論ではない。 ということは、それでいいんじゃないかと思う。 「ダメになるかもしれない」と思う人はダメにな...
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人は1日にあまり多くのことをできない

会社は病気休職に入っている。家で時間を持て余すかと思ったらなかなかそうもいかない。 あれもやろうこれもやろうと思ってToDoリストを書き出すが、ちょっとすると昼ごはんの時間になる。そしてまたゴールのはるか前で日が暮れて夕食の時間となる。 ...
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男性更年期か

11月から職場復帰したが精神的に何かに追われているような気が続いていた。 どこか不安を感じるとか、自信が持てないような状況が続いていた。 その後、産業医とオンライン面談をした際、「男性更年期障害」の可能性も示唆された。 男性更年期...
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いいこと

世の中にはいろんな「いいこと」がある。 例えば「言わなくていいこと」や「知らなくていいこと」なども含まれる。 子供の頃は全てを伝えることが誠実だと思っていたし、より多くの真実を知ることが良いことだと単純に思ってきた。 半世紀以上生...
ガン随筆

自分は何に価値を置いているのか

「医師が患者になって分かったこと」というテーマのテレビを見た。 思ったことは「患者は伝える努力が必要」だということ。 医師はもちろん医療知識も治療経験もある。ただし患者になった経験がない。 極端な話「病気が治ればいい」と思っていて...
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