ガンは敵か味方か、いや仲間か?
味わい深い人生
老後の時間はくるのか?
今月に入って2日に1度の頻度で病院に来ている。
そして病院に来ると、たくさんの老人達を見る。
ふと思う。私にこの人達のような老後という時間は来るのだろうか。
来た方が良いのか?
来る前に打ち上げ花火みたいに散った方が幸せか?
...
「けんかえれじい」から「極楽とんぼ」へ
「お前にも竹を割ったようなところがあるにはある。しかし俺のみるところそれは軍人精神とは似て非なるものだ」決して体格に恵まれたわけでもない主人公の南部麒六が、負けても負けてもまっすぐに我が道を突き進む姿はなんとも清々しい。
高校の頃に「けん...
5年生存率
食道ガンの手術から3年半が経つ。食道ガンはステージ1でも5年生存率は70%台。同じ条件の自分が10人いたとしてそのうち2人は確実に死ぬということだ。悲観と恐怖に飲み込まれた。
ある時他のガンサバイバーから次の言葉を聞いた。
「あなた...
もし「ガイロク」に出たら
ガイロクという番組がある。「あなたの人生のピンチ」は?と聞いてくるやつだ。
Gunオヤジの家の近くでもよくロケをしているようだが、もしあれに捕まったらなんと答えるだろう。
「ガンになったことがピンチ」と言えばそうなのだが、ちょっと時...
人生は予測不可能で面白い
昨日10数年ぶりにお隣の別荘の方からお電話をいただいた。
別荘の維持費が馬鹿にならないという。高齢で車の運転もできず、子供もいないと言う、Gunオヤジが自分の別荘のついでに雑木の伐採をしようかと申し出たら、だったら土地をタダでくれると言わ...
出社しない年初
2023年の新年を迎えることができた。
年越しをこんなにも強く節目として実感できるようになったのは、大きな病気を経験したせいかもしれない。
そして出社しない1月を迎えたのは32年ぶりとなる。今月からGunオヤジは私傷病休職に戻った。
...
最後はヒートショックで逝きたい
Gunオヤジは56歳。良性悪性含めて把握しているだけで今までに7つの腫瘍とお付き合いしてきた。
そのうち3つを切除手術した。残りのうちの2つはまだごく初期のため経過観察。その他の一つは良性で大きいが動きがないため心配していない。最後の一つ...
上を向いて歩こう
年の瀬の今日、上司とオンライン面談をした。
Gunオヤジは今年11月から週3日勤務で復職した。そして来年から私傷病休職に戻る。その手続き確認がこの面談の最大の目的だ。
「来年も週3勤務で勤務したい」と伝えたが断られた。現在の週3勤務...
また一歩進んだ
昨日、掛かりつけのクリニックで休養が必要との診断書をいただいてきた。
パニック発作、突発性難聴、適応障害、不眠症・・・診断書には医師に伝えた不調が列挙されていた。総合的にはストレス性身体表現障害と言うらしい。3年前の食道ガンから続いていた...
自分は何に価値を置いているのか
「医師が患者になって分かったこと」というテーマのテレビを見た。
思ったことは「患者は伝える努力が必要」だということ。
医師はもちろん医療知識も治療経験もある。ただし患者になった経験がない。
極端な話「病気が治ればいい」と思っていて...