宇宙に果てはあるのか?

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宇宙に果てはあるのか? ビッグバンの前に時間は無かったのか?

「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「機動戦士ガンダム」「スターウォーズ」「2001年宇宙の旅」・・・宇宙を題材にした物語は多い。多くの人が宇宙に畏れと憧れと好奇心を持っていることが窺える。

Gunオヤジも子供の頃から宇宙に興味があった。たくさん本も読んだ。
その中には光よりも速いものはないから、宇宙の広がる速度が光のスピードより速くなるほど遠くのことは考える必要はないという本もあった。
それはそれである意味説得力のある理屈に思えた。

最近私たちのいる天の川銀河の中心に巨大なブラックホールがあるという発見があった。他の銀河系の中心にも巨大なブラックホールが見つかったらしい。

それで分かった。巨大な重力に吸い込まれた星が中心にあるブラックホールにぶつかり、ブラックホールはさらに質量を増していく、それに伴い重力も増し、巨大な重力が働いてブラックホールの密度は増し、引力が強くなって・・・ということを繰り返しながら益々成長して周囲の星を飲み込んでいく。

そのように巨大なブラックホールが長い時間を掛けて周囲の星を飲みこむ。飲み込まれる星々は排水溝に吸い込まれる水のように渦を描く。それが銀河系のグルグルだろう。

その後、どうなるのか?
成長するブラックホールが凄い高温と密度=エネルギーが閾値を超えたところで大爆発。今度は周辺に様々なものを飛び散らせていく。
この大爆発を人類はビッグバンと呼んでいる。

超重力になると時間の流れも歪むらしい。ビッグバンが起きるほどの超重力の中では時間の流れも著しく遅くなるのだろう。ビッグバンの前は時間も無かったという説はここからきている。

ただしもっと広い視野で宇宙を捉えると、宇宙の一箇所でビッグバンが起きているだけであり他の場所では淡々と時は流れ続けているし、他の銀河は粛々と存在している。

重力の影響でその広い宇宙のところどころで時間の進行に速い遅いがあるのは興味深い点だ。しかし、時間の流れにスピードの差があるとはいえ時間の流れは常に一方方向で逆に流れることはない。

時間の流れの速い遅いは海面の高さみたいなものだろう。海には波がある。別の見方をすれば波とは数十センチの海面の高さの差であり、その数十センチの差は時には数メートル、数十メートルの差になることもある。少し離れてみるとその波はもっと大きなうねりの中に存在している。それでもはるか上空から見れば海面は真っ平。
宇宙空間のそこここにある時間の進み方の差も同様で、全体としてはほぼフラットにゆっくりと悠久の時間の中で一方方法に流れている。なんたって天の川銀河のような銀河系ですら2兆個はあると言われている。銀河系46億年の歴史すら、2兆個の宇宙全体の時間の中では小さな出来事に過ぎない。

おそらく宇宙空間のいたところで爆発と収縮が繰り返されそれぞれに銀河系の一生が起承転結を迎えている。その銀河系達ももっと大きな括りで眺めれば、もっと大きな爆発ともっと時間をけけた収縮の中の一出来事だろう。
そんな全体像を人は知覚できないし解明もできないだろう。そんな長い単位の時間の中では人の一生など短すぎてやはり認知できないだろう。

でも今ここに自分が存在しているのは事実だ。幸い55年の時間Gunオヤジも存在し、様々な失敗を経験し、感動も経験してきた。プラスもマイナスも含めて様々な経験をできたこと、そのチャンスをもらえたことは幸運だと思う。
「人の一生は何かをするには短いが、何もしないと長過ぎる」という誰かの言葉を聞いたことがある。ガンになり、自分に与えられた残り時間を意識させられ、Gunオヤジも物事の見え方が変わった。

その一つとして、子供の頃の疑問が解消した。
宇宙に果てというものはない。ビッグバンはスケールが大きい爆発だが、宇宙空間の片隅での爆発であり、そういものが宇宙空間ではあちらこちらで繰り返されている。

証明することはできないし、する必要もないだろう。だけど宇宙とはそういうものだとGunオヤジは確信している。
その爆発から収縮までの期間で、ある特定の地域で発生した生命の一つが今の人類。
我々の人生はまさに泡沫(うたかた)の夢のようなものだ。

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